ミステリーの本棚:P. J. ParrishのThe Killing Song [洋書]
Matt Owensはピューリッツア賞の候補になったこともあるジャーナリストだが、35歳にしてマイアミビーチクラブでごろごろした生活を送っていた。そこへ愛する妹Mandyが遊びにやってきたので、Mattはここがいかに楽しい所か見せようと張り切った。ダンスに連れて行ったらMandyは夢中で踊っていたがMattが目を離した直後Mandyは姿を消した。Mandayは死体で発見され、Mattは後悔と悲しみに苦しむ。犯人の手掛かりはないが現場に残されたiPodを聞いてみるとMandyの趣味ではない曲が入っていた。これが唯一の手掛かりで、続く連続殺人の手掛かりも音楽が絡むことを発見したMattは警察に捜査を要求するが、誰もまともに受け取らない。唯一Mattの推理を信じるのはパリ警察のEve Bellamont刑事で、Mattと同じような苦しみを経験しているのだ。二人は協力して世界中を飛び回り犯人を捕まえようとする。
これはLouis Kincaidシリーズではなく単発ミステリーだが、テンポよし、登場人物の造形よしでグイグイ進む。
Start: 2019/5/19 Finished:5/27 評点:★★★★★